恋人探しはこちら
クリスマスイヴに
恋人から別れを告げられた私は鬱になっていた。
新しい出会いを探す気分にはなれなかった。
でも気持ちとは裏腹に身体は正直だ。
身体が寂しさに震えていた。
異性の身体を求めているのだ。
気付いた時にはメル友を作っていた。
そして数回のデートでメル友から
恋人となった。
私の気持ちが
恋人に伝わっていたのだろうか。
間もなく肉体関係を持つようになった。私は
恋人の体だけを求めていた。
恋人と会ってすることと言えばセックスだ。
それ以外することがない。それ程に私の体は肉欲に飢えていたのだ。
それでも
恋人は私を受け入れた。
健気だった。そんな姿に私は心を動かされた。
気付いた時には
恋人との本当の恋が始まっていた。
普通にデートするようになった。一緒に同棲するようにもなった。
今では
恋人が掛け買いのない存在となっている。
ただの欲求不満を解消する為のものではなくなっていた。
恋人はいつも私に親切にしてくれる。
だから私もそれに応えようとしていた。それでもいつも尽くしてもらってばかりだ。
お返しの一つもしないまま何ヶ月も過ぎた。
恋人はそれでも幸せだったようだ。
恋人の誕生日が近づいてきた。
高価ではないがネックレスをプレゼントした。
恋人は気に入って家でも着けていた。
そういえばこれが初めてのプレゼントだ。何かを買い与えたことなんて何もなかった。
クリスマスが近づいた。
恋人が家に帰ってこない日が増えた。
私は疑った。去年の悪夢がデジャヴのように繰り返されるのではないだろうか。
クリスマスイヴに
恋人が帰って来なかったらどうしよう。
私は不安に苛まれていた。
恋人は帰ってきた。普段と変わりない様子だ。
恋人は私に何かを渡そうとする。
私は少し警戒した。一体何なのだろうか。
恋人が取り出したのはペアリングだった。
これを買う為に
恋人は日夜アルバイトしていたのだ。
今日までありがとう。そしてこれからもよろしくね。
恋人から聞いた言葉だ。
何だかベタベタだなぁ。私はちょっと笑ってしまった。
でも
恋人の気持ちに感激した。